お忙しい方でもスムーズに、そしてできるだけ快適に内視鏡検査を受けていただくために、検査の前日やその後の過ごし方についてご説明します。
検査日のスケジュールを決める参考にしてください。
胃内視鏡検査
前日の食事
前日の夕食は夜の19時~20時までに済ませます。その際、腹8分目程度の軽い食事にしてください。検査時に、食物残渣があると精密な検査ができません。繊維質の多いメニューや油脂分の多い食事は避けてください。また、検査当日の朝食は抜いてください。
検査後の食事
口からの検査の場合、咽頭麻酔が残っているので、検査後2時間程度経ってから食事可能になります。
鼻からの検査の場合、1時間程度で食事が可能になります。食事内容に関しては、制限がありません。
組織を採取する生検を行った場合には、当日の飲酒を控える必要があります。
胃内視鏡検査の注意点
普段飲んでいるお薬がある方は、事前にそのお薬についてお伝えください。お薬手帳をお持ちいただくか、飲んでいるお薬をお持ちください。特に、血液をさらさらにする抗血小板薬や抗凝固薬を飲んでいる場合には、検査前に服用の中断が必要になる場合があるため、必ずお伝えください。
検査日はスケジュールを確認して決めましょう
忙しいスケジュールを縫って精度の高い内視鏡検査を受けても、胃になにか残っていてしっかり確認できない部分があっては正確な診断は望めません。検査前の食事制限を無理なく守れるよう、検査前日に食事会やパーティなどが入らないかしっかり確認しておきましょう。